看護師資格と出産経験が重なる、数少ないマタニティ専門サロン
産婦人科や美容皮膚科での臨床経験を持つ看護師が、自ら3度の出産を経て開いた整体サロンがマタニティ産後ケア専門サロン sourireである。AZUMA式妊産婦専門家として、つわりによる体調不良や恥骨痛、骨盤のゆがみといった妊産婦特有の症状に対し、解剖学的な視点から手技を組み立てている。完全予約制で一人ずつ身体の状態を見極めたうえで施術プランを提案するスタイルを採用。施術中の会話では婦人科領域や美容医療の相談にも応じており、整体の枠を超えたやりとりが生まれている。
「骨盤矯正の相談で行ったのに、授乳姿勢のことまでアドバイスしてもらえた」という声が目立つ。PMSや生理痛、ダイエットの悩みを抱えて訪れる妊娠していない女性の利用も一定数あり、対象は産前産後に限定されていない。妊活中の方が通っているケースもあるようで、女性の身体にまつわる相談窓口としての役割が自然と広がっている印象を受ける。
さいたま市内の複数拠点と出張対応で通いやすさを確保
東浦和駅から徒歩約15分のサロンを拠点としつつ、さいたま市内の2店舗を借りて施術を行う体制を敷いている。産後間もない時期で外出が難しい場合には、自宅まで出張してもらえるため、赤ちゃんを連れての移動負担を気にせず施術を受けられる。店舗ごとに子ども同伴の可否やよもぎ蒸し対応の有無が異なるので、予約前に確認しておくと安心だろう。いずれの拠点も完全予約制で、他の利用者と重なることがない。
個人的には、複数の施術場所を選べる仕組みが印象的だった。自宅近くの店舗を選んだり、子どもの預け先があるときは東浦和のサロンを利用したりと、そのときの状況に合わせて場所を変えられるのは、動きが制限されがちな産前産後の生活では実用的な選択肢になる。出張対応は特に産後1〜2か月の時期に利用する方が多いとのことだ。
施術後のセルフケア指導で身体の変化を持続させる設計
マタニティ産後ケア専門サロン sourireでは、施術が終わった後に自宅で実践できるセルフケアの方法を伝えている。解剖学的な根拠をもとに身体へアプローチした結果を、日常生活の中で維持してもらう狙いがある。逆子予防や会陰切開のリスク軽減を視野に入れた安産のためのボディケアにも対応しており、全国的にも珍しいマタニティ期の施術を受けられるサロンとして機能している。痛みを我慢するのではなく、出産に向けて前向きな気持ちで過ごせる身体づくりを目指す方針だ。
産後の骨盤矯正では、腰や背中の痛み、体型変化への不満など一人ずつ異なるニーズに合わせて手技を調整する。「産後だから仕方ない」と諦めていた不調が施術とセルフケアの継続で軽減したという利用者の報告も少なくない。規定の条件を満たした妊娠中の方には安産ケアの手技を提供し、産後のママには骨盤矯正を中心に据えるなど、時期に応じたメニューの切り替えが行われている。
よもぎ蒸しや足裏トレーニングなど整体以外のメニュー展開
骨盤矯正や整体にとどまらず、ハーブリーディング付きのよもぎ蒸しや親子で参加できる足裏トレーニングといったプログラムも用意されている。生理痛やPMSの緩和を目的としたメニューも含まれ、妊娠・出産を経験していない女性にも門戸が開かれている。姿勢を整えることが体調不良の予防につながるという考えに基づき、ライフイベントをきっかけにした長期的な身体づくりを提案している形だ。
足裏トレーニングは子どもと一緒に受けられるため、施術のためだけに預け先を探す必要がないと感じる利用者も多い。よもぎ蒸しは対応可能な店舗が限られるものの、冷えやむくみへのアプローチとして産後のママから一定の支持を得ている。メニューの幅が広い分、初回のヒアリングで身体の状態と希望を丁寧にすり合わせるところから施術が始まる。


